Excelでデータを検索するならVLOOKUP関数

Excel

VLOOKUP関数でデータの検索をしてみよう

今回紹介する関数は、使い方がちょっと難しいですが、覚えればいろいろなところで役に立つ、データ検索を行うVLOOKUP関数です。

IDが割り振られた、顧客のリストがあります。指定されたIDの顧客氏名を、検索して別のセルに入力したいとき、手書きで入力するよりも手っ取り早く済ませるために、VLOOKUP関数を使います。

関数を入力したいセルを選択してから、画面上部の「数式」タブのメニューの中から、青い本が描かれた「検索/行列」をクリックします。

現れたメニューの、一番下にある「VLOOKUP」をクリック。

「関数の引数」ボックスが現れます。VLOOKUP関数は、入力の仕方が難しいので、順を追って説明していきます。

まず「検索値」の欄には、データの検索に利用したい数値を入力します。ここでは顧客IDである「241」と書かれているセルの番号を指定するため、「B1」と入力します。

次に、「範囲」の欄には、データを検索に利用する範囲のセルを指定します。このとき、範囲の左端の列には「検索値」となるデータが入力されているように、指定しましょう。この表では、「顧客ID」のセルの列が、左端になるように範囲をマウスでドラッグして設定します。

次に「列番号」の欄には、「2」と入力します。これは、選択範囲の何番目の列のデータを入力させるかを決めるためです。ここでは、列の2番目にある顧客氏名を入力させたいので、「2」と入力するのです。

最後の「検索方法」の欄には、「0」と入力します。これは「検索値」が全く同じデータだけを入力するか、検索値と近い数値を持つデータも入力するかを決めるところです。

「1」と入力すれば、「検索値」と近い数値のデータも入力します。

「0」と入力すれば、「検索値」と全く同じデータだけを入力します。

ここでは、顧客IDが合っている顧客一人だけを入力させたいので、「0」と入力します。

最後に、OKをクリックして関数の入力を完了させます。

関数が入力されたセルに、B1に書かれたID「241」に当たる、「内村真美」さんの名前が自動で書き込まれました。

この画像の表だと、すぐに目で見つけることができるかもしれませんが、もっと大量のデータから、一つのデータを抜き出さなければならないときには、VLOOKUP関数はとても役に立つでしょう。

ちなみに、複数のIDを検索したいとき場合は、まずIDを同じ列(もしくは行)に並べて、

VLOOKUP関数を自分で入力してから、

オートフィルでコピーすれば、このように、簡単にデータを抜き出すことができます。

 

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