Windows10に最初からインストールされているアプリ「フォト」は、主に画像や写真ファイルを閲覧するためのアプリです。
フォトにはスライドショーを作る機能もあります。ここではフォトを使ってスライドショーを制作する方法を解説いたします。
フォトに画像を取り込む
スライドショーを制作するには、まずスライドにするための画像をフォトに取り込む必要があります。
Windows10のスタートメニューからフォトを起動させます。
フォトが起動したら画面右上にある「インポート」をクリックします。
PC内のフォルダーから、あるいはUSB接続したデバイスから画像ファイルを取り込むかを選びます。フォルダーからを選んだ場合、フォトの初期設定ではWin10に最初から作られている「ピクチャ」フォルダの中身を選択するようになっています。
スライドにする画像を、あらかじめピクチャに入れておけば手間が省けると思います。
画像ファイルを取り込むと「コレクション」画面に取り込んだ画像のサムネイルが表示されます。
スライドショーの制作を始める
画像を取り込んだら、スライドショーの制作を始めるためにまず画面右上にある「選択」ボタンをクリックします。
画面上部にこのようなメニューが現れるので、その中から「新しいビデオ」をクリックします。
またメニューが現れるので「新しいビデオプロジェクト」をクリックします。
ビデオ(スライドショー)の名前を決めるボックスが現れます。好きな名前を付けたら「OK」をクリックします。
ビデオプロジェクトというスライドショー制作する画面に移ります。スライドにするための画像を取り込む「プロジェクトライブラリ」が表示されています。最初は画像が取り込まれていない空の状態なので、ここに画像を追加します。
プロジェクトライブラリの中にある「追加」をクリックします。画像をライブラリに取り込むためのメニューが表示されます。
ここでは「コレクション」からをクリックします。
フォトのコレクションに保存されている画像が表示されます。スライドショーに使いたい画像をクリックして選択します。
画像を選択したら、画面上部の「追加」ボタンをクリックします。
プロジェクトライブラリに画像が表示されます。スライドショーを作成するには、プロジェクトライブラリから画面下部のストーリーボードに画像を移す必要があります。
画像を直接ドラッグして、ストーリーボードの上でマウスを離せば画像はストーリーボードに移ります。
表示させたい順に左から右に並ぶように、画像をストーリーボードに配置します。
これでスライドショー自体は完成です。画面右にはスライドショーのプレビューが表示されており、再生ボタンをクリックしてスライドを見ることも可能です。
右上にある「ビデオの完了」をクリックすれば、製作したスライドショーを動画ファイルとして書き出すことが出来ます。
「ビデオの完了」をクリックすると、動画ファイルの画質を設定するボックスが現れます。ビデオの画質は「高」「中」「低」の3つから選ぶことができます。画質が高いほど、動画ファイルの容量が高くなり書き出しに時間がかかります。
好みの画質を選んだら「エクスポート」をクリックすると、動画の書き出しが始まります。
スライドショーの編集
ここからはスライドショーの編集の解説です。フォトでは画像が表示される長さの調整やテキストの挿入、画像の拡大やフィルターの適用などの編集作業も行うことができます。
タイトルボードの挿入とテキストの編集
ストーリーボードの上部にある「タイトルカードの追加」をクリックします。
ストーリーボードの左端、スライドショーの一番最初になる部分に「タイトル」と書かれた新しいボードが現れます。これがスライドショーのタイトル部分になります。
テキストの挿入の仕方についても解説します。
ストーリーボードの上部にある「テキスト」をクリックします。
テキストの編集を行う画面に移ります。画面右上にある枠の中に、文字を入力すればその内容が画面に表示されます。
テキストの入力を終えたら画面右下の「完了」をクリックします。
スライドが表示される長さの調節
ストーリーボードの上部にある「期間」をクリックすれば時間を表すメニューが表示されます。最初から表示される選択肢は1秒から7秒までの5つです。
選択肢以外の秒数に設定したい場合は、メニューの一番下にある枠の中に任意の数字を入力します。
10と入力すれば、スライドが表示される期間が10秒になります。
画像の拡大・縮小を行うモーションの調整
「モーション」をクリックすれば、スライドが表示されている間に画像の拡大や縮小をするように調整することができます。
画面右のメニューの中から、好みのモーションをクリックすることで選択できます。画面左でモーションを適用した場合のプレビューを再生することができます。
モーションを選択したら画面右下の「完了」をクリックします。
画像にフィルターを適用する
ストーリーボードの上部にある「フィルター」をクリックすると画像の色調補正を行うことができます。
画面右に表示されるフィルターの種類の中から好みのものをクリックして選択します。選択したら完了をクリックしてフィルターを反映させます。
音楽の挿入
画面上部にある「BGM」と「カスタムオーディオ」を利用することでスライドショーに音楽を載せることができます。
「BGM」をクリックした場合は、Winodows10に最初からインストールされている音楽ファイルの中から選ぶことができます。音量の調節もここで行えます。
「カスタムオーディオ」をクリックすればユーザーが用意した音楽ファイルを、スライドショーに載せることができます。
画面右上にある「オーディオファイルの追加」をクリックすれば、PCに保存されている音楽ファイルを選択することができます。
音楽ファイルを読み込むと、音楽が再生される箇所と長さを示すバーが、プレビュー画面のシークバーに表示されます。バーの両端にあるマークをドラッグすれば、音楽が再生される長さを調節できます。バー自体をドラッグすれば、音楽の再生開始する時間を調整できます。