Excelの醍醐味 関数で計算をしよう

Excel

Excelには、「関数」という機能があります。何かといえば、数値を計算して答えを求めたり、定めた条件に合う値を導くことです。要は計算を行うことです。

関数には多くの種類があります。「選択された数値を足して合計を求める」「選択された数値の平均値を求める」「選択された数値の最大値を求める」などなど、たくさんの関数が、Excelには備わっています。

ぶっちゃけた話、全部を覚えるなんてムリだし、そうする必要はありません。

なので、この記事ではExcelの関数の中から、仕事の現場でよく使われるものを、ピックアップして解説をしていきたいと思います。

SUM関数で合計を求めよう

SUM関数とは、指定された範囲の数値を足して、合計を求める関数です。関数の中では、最もポピュラーで、よく使われています。

この表の「月別総計」を計算するために、SUM関数を使ってみましょう。

まず、関数を入力したいセル、ここでは「B8」をクリックして選択します。

このセルに「=SUM(B3:B7)」と直接入力しても、計算はできますが、もっと手っ取り早い方法があります。

関数を直接入力するときは、最初に「=」イコールをつけることを忘れないようにしましょう。

画面上部にある、「数式」タブをクリックして、現れたメニューの左から2番目にある、「オートSUM」と書かれた部分の上半分、Σ(シグマ)のマークが描かれている場所をクリックします。

すると、選択したセルに、「=SUM()」と自動で入力されます、後は選択範囲を定めるだけですが、このとき関数が入力されたセルに合わせて、Excelが「ここからここまでの範囲の合計を求めたいのかな?」と思うところを、自動で選択してくれます。

今回は、この選択範囲でOKなので、Enterキーを押して確定させます。

自動で選択された範囲が間違っていると思ったときは、自分でセルをドラッグして範囲を定めるのだぞ。

この通り、合計が自動で入力されました。

ちなみに、先に合計を求めたい範囲のセルを選択してから、オートSUMで入力することも可能です。その際、上の画像のように、一気にまとめて選択しても構いません。

このように、自動的に列ごとの合計を計算して、選択範囲の下のセルに入力してくれます。

AVERAGEで平均を求めよう

AVERAGE関数はSUMと同じくらい、関数の中ではポピュラーでよく使われています。

今度は、この表の「売上平均」を求めるために、AVERAGE関数を使いましょう。

まず、関数を入力したいセルをクリックして選択します。

次に、「数式」タブのメニューの「オートSUM」のボタンの下半分、「オートSUM」という文字が書かれた部分をクリックします。

すると、画像のようなメニューが現れます。このメニューの中の、「平均」をクリックします。

AVERAGE関数が自動で入力され、選択範囲を定める段階になりました。SUM関数のときと同じく、Excelが自動で範囲を選択してくれます。この範囲で問題ないので、このままEnterキーを押して確定します。

この通り、簡単に平均値を求めることが出来ます。

ちなみに、画像のように平均を入力したいセルをまとめて選択してから、オートSUMの平均をクリックすれば、

ちゃんと、列ごとの平均を入力してくれます。選択範囲を定める手間もかかりません。

MAX関数で最大値を求める

MAX関数は、選択された範囲の数値の中から、最大値を求める関数です。

この表の「最高売上」を求めるために、MAX関数を使いましょう。まずは、関数を入力したいセルをクリック。

画面上部の「数式」タブの「オートSUM」の、下半分の部分をクリックして、現れたメニューの中から、「最大値」をクリックします。

MAX関数が自動的に入力され、選択範囲を決める段階になります。Excelが自動で選択範囲を定めてくれます。この範囲で問題ないので、Enterキーで入力を確定させます。

この通り、選択された範囲の数値の中から、最大値が自動的に入力されました。

MAX関数も他の関数と同じように、入力したいセルをまとめて選択してから、オートSUMで入力すれば

選択範囲を定める手間を省いて、自動的に入力することが出来ます。

COUNT関数で数値が入力されたセルの個数を求める

COUNT関数は、数値が入力されているセルの個数を求める関数です。

今度はこの表の「受験者数」を、COUNT関数を使って求めたいと思います。

まず、関数を入力したいセルを選択してクリック。

画面上部の「数式」タブから、オートSUMボタンの下半分をクリックして、現れたメニューの中の、「数値の個数」をクリックします。

関数が入力されましたが、この表だと関数を入力したいセルの上に、数値の書かれたセルがないので、選択範囲が自動で選ばれません。

なので、自分で入力したい範囲のセルをドラッグしましょう。ドラッグするだけで、セルに入力されます。選択したら、Enterキーで入力を確定させます。

このように、数値の書かれたセルの個数が入力されました。文字だけが書かれたセルは、ちゃんと数えないようになっています。

最初から最後まで読んでくれた人ならわかるが、この記事で挙げた関数を入力するときなら、やることはほとんど変わらないぞ。これらの関数は非常によく使われるから、楽に入力するためのオートSUMという機能があるんだぞ。ちなみに、現在Excelで使える関数は、全部で476種類あるぞ。

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